骨付きならではの見た目の豪快さと存在感は、テーブルに運ばれた瞬間にゲストを魅了します。低温調理でじっくり火を入れることで、骨から自然に肉がほぐれるほど柔らかく仕上がり、口の中でとろけるような食感を演出できます。加えて、ラム特有のクセが控えめなため、ハーブやスパイスとの相性も抜群。和食、地中海料理、中東料理など、ジャンルを問わず多彩なレシピに応用できる、非常に使い勝手の良い部位です。
【ヒント】冬野菜 × スペアリブ
@ ラムスペアリブと芽キャベツのロースト
ポイント: 芽キャベツの“甘苦さ”とラムの香りが最強。オーブンで一緒に焼くだけで驚くほど完成度が高い。
ラムスペアリブ、芽キャベツ(半割)、塩・オリーブオイル・黒胡椒、レモン少し
A ごぼうとラムスペアリブのしょうゆ煮
ポイント: ごぼうの土の香りがラムの旨みに深く寄り添う“和の冬料理”。味染み最高、翌日もっと美味しい。
スペアリブを下茹で、ごぼうを叩いて大きめに、醤油・酒・みりん・生姜でコトコト1時間
B 白菜とラムスペアリブの塩鍋
ポイント: 白菜の甘み × ラム脂のコク。塩・生姜・昆布だけで旨みが成立する。
白菜1/2玉、長ネギ、生姜スライス、昆布だし+塩
C ラムスペアリブとじゃがいものオーブン焼き
ポイント: 冬のじゃがいもは甘く、脂を吸ってさらに旨い。ローズマリーとの相性抜群。
スペアリブ、厚切りじゃがいも、オリーブオイル、にんにく・ローズマリー
D ラムスペアリブ × 冬きのこ グリル
ポイント: しいたけ・舞茸・エリンギの“水分の少なさ”が、冬の香りの濃さにつながる。バルサミコ醤油が合う。
きのこ数種類を大ぶりに、スペアリブと一緒にグリル、バルサミコ+醤油のタレで
E ラムスペアリブの冬野菜ポトフ
ポイント: とにかく体が温まる「洋風・冬のごちそう」。仕上げに粒マスタードを。
にんじん、セロリ、玉ねぎ、じゃがいも、ローリエ、岩塩、スペアリブを一緒に煮込む
F ラムスペアリブ × 大根の味染み煮
ポイント: 大根の甘みとラムの骨の旨みがスープを極上レベルへ。鍋ごと冷まして再加熱すると最高。
大根1本、スペアリブ、しょうゆ・塩・みりん、昆布 or 中華スープどちらでも合う、冬の“野菜の甘み”を使うのが鍵
冬野菜は甘みが強く、ラムの脂と香りが一番引き立つ季節です。
だから、シンプルな調味で、野菜と一緒に長めに火入れするのが正解。