シングルヴィンヤード。自然な酸を持つサヴァニャンは、爽やかなペット・ナットの完璧な土台であり、ピノ・グリは、豊かなアロマとテクスチャー、そしてピンク色の色調をもたらす完璧なパートナー。ジューシーな完熟リンゴを皮ごとかみ砕くようなテクスチャーとキャッチーな甘みが印象的で、その味わいは不思議と初期のBKペットナットを想起させます。美しいファインビーズを持つ、穏やかなスパークリングのペット・ナッツは開栓して酸素に触れると色が変化します。3~4時間かけて、最初の透明なブロンド色からピンクがかったオレンジ色に変化するのもお試し下さい。キング・ヴァレー Acacia Vineyardからサヴァニャンとピノ・グリのペットナット。同じタンクへプレスされたブドウは野生酵母によって低温で混醸、既定の残糖に達したところで一度軽いフィルタリングをしてからボトリング。酸化防止剤を含む添加物は不使用。ジューシーな林檎を?み砕くようなボリューム感と洗練さ。ビーガン対応、2022年4月にハンドボトリング。

シングルヴィンヤード。涼感がありながらも完熟したナシやリンゴのフルーツ、それに穏やかな酸と控えめな樽感が程よく加わります。バランス感に優れた非常に使いやすい白で在庫もしっかりございますのでグラスワインとしてもお勧め。このワインに使用するブドウは、谷底から高くそびえる山の中腹にある、よく管理されているキング・ヴァレー、パット・マータグのAcacia Vineyardから。2017年に1回限りのリリースとして少量つくったところ、素晴らしいフィードバックがありピノ・ブランをポートフォリオに復活させました。2022年のシーズン中に経験した涼しい気候は、非常に自然な酸をもたらし、ブドウは独特の生き生きとした表情を見せるようになりました。夜の涼しいうちに収穫されたブドウは、すぐにワイナリーに運ばれ、75％のブドウを除梗し、優しくプレスしてタンクに入れ、冷やしながら清潔に澱引きしました。全体の25%は全房のまま破砕し16時間のスキン・コンタクト、オーク樽へとプレス・熟成。残りは除梗しステンレスへプレス・熟成。全て野生酵母による自然醗酵。軽くフィルタリングさせ、少量の酸化防止剤と共にボトリング。完熟した梨や林檎といった果実味に冷涼感ある華やかなアロマ。

シングルヴィンヤード。単体でも美味しいし、エスニック系のお料理との相性も良さそうです。キング・ヴァレーからのフィアーノ。フィアーノはイタリアのカンパーニャ地方が原産で、酸味のあるワインを熟成させるために暖かさが必要なのですが、この畑はキングヴァレーの中では温暖で、フィアーノにぴったりな場所です。ブドウは5-6年落ちの古樽へとプレスされ、野生酵母による自然醗酵。残糖が4.9g/Lのところでストップし、そのまま澱と共に3ヶ月熟成。軽くフィルタリングさせ、少量の酸化防止剤と共にボトリング。存在感のある酸と好ましい自然な甘みが華やかなアロマと共に楽しめる白。

シングルヴィンヤード。グラスに注ぐと分かる淡い色合いがとても印象的ですが、口に含むと旨みのラインがしっかりあり非常に上質。クラシカルな魅力も併せ持つ、非常にセイヴァリーなアロマに小粒で淡い色合いの赤果実感が素晴らしい赤です。ブドウは、キング・リバー水系の支流の美しい谷に位置するミルヒーのエヴァンス・ヴィンヤードから供給されました。この畑は、先見の明のあるワインメーカー、ピーター・リードが1990年代に植えたもので、この地域の気候と土壌が、当時はまだ知られていなかった品種の栽培に理想的であることに気づきました。現在では、ピーターとスザンヌ・エヴァンスが所有し、ダン・イベートによって管理されています。この単一畑から確保した果実で2つの発酵を行いました。1つ目は、80％の果実を優しく除梗し、破砕はせず、できるだけ多くの果実を残すようにしました。この部分を2,200Lのイタリア製ニコヴェロのコンクリートチューリップに入れ、24時間の低温浸漬を行った後、野生発酵を開始させました。ワインは毎日優しく手洗いされ、12日間のマセラシオンが行われ、最終的に美しいスラットしたタンニンと素晴らしい凝縮感を持つワインが出来上がりました。この品種をスティルなテーブルワインとして見ることはあまりありませんが、ビクトリア州北東部、特に気候が温暖化するにつれて、大きな可能性を秘めていると信じています。